匿名性が特徴の仮想通貨ダッシュ(DASH)をベースに開発されたゴーバイト(GBX)と自動販売機の決済モジュールを開発しているアイベントペイが、2018年末までにイスラエルとマレーシアで仮想通貨決済ができる新しい自販機を導入することを計画している。

この自動販売機が普及することで主に2つのメリットが生まれると予想される。

1つは自動販売機で仮想通貨決済ができることで仮想通貨に対する敷居が低くなり、仮想通貨の利用に弾みがつくこと。もう1つは破壊や盗難によってお金が無くなるというリスクが無くなるという点だ。

マレーシアとイスラエルでまずは2018年末までに設置することを予定しているが、設置後に効果が認められれば、日本でも導入に向けて前向きに進めていくことだろう。

日本での自動販売機の普及率は海外に比べ非常に高く、小銭感覚で仮想通貨が利用できれば仮想通貨保有者にとって利用しようと思うのではないだろうか。

また、仮想通貨決済での自動販売機の大きなメリットとして自動販売機が破壊などにより盗難の問題が解決されるという点だ。既存の自動販売機は法定通貨を実際に使うことで購入できるようになっているため、セキュリティや定期的な点検が必要となっている。

仮想通貨であれば、自動販売機が盗まれても売上金など現金の被害は防げるため、こういった課題も解決できうるだろう。日本国内でも仮想通貨に対応する自動販売機の導入が待たれる。

参考:CCN