ロシア最大のダイヤモンド鉱山を運営するアルロサが、同じくダイヤモンド業界大手のデビアスが展開しているダイヤモンドサプライチェーンのブロックチェーンプロジェクトのTracrに参加したことがわかった。

Tracrは鉱山から小売りまでのダイヤモンドバリューチェーンの透明性と消費者の信頼を向上させることを目指している。このプロジェクトによって、宝石鑑定書が紙ベースではなく、ブロックチェーン上での電子鑑定書に変わっていくことも考えられる。

さらに鑑定書の質も向上することも考えられ、消費者はどのようにこの宝石が手元に来たのか、さらに紛争にも関わっているのかも手元のパソコンやタブレットにて確認できるようになるだろう。

消費者にとっては手元に届いたダイヤモンドが紛争ダイヤモンドに関わっているとなれば嫌なものだ。

Tracrはデビアス、ダイアコア、ディアラフ、KGKグループといった業界リーダーらとともに開発され、デビアスは今年5月にこのソリューションを用いてダイヤモンドを100個追跡することに成功しており、いずれすべてのダイヤモンドに採用していくことも考えられる。

応用によってはダイヤモンドサプライチェーン以外にも将来、ダイヤモンドが誰が保有したのか、保有主を登録することで、オークション分野にも効果を発揮することも考えられる。

さらに既にある宝飾品に対してもブロックチェーンにて管理することにより、万が一、盗まれた場合に盗難品かどうか識別するのにも役立つ。ダイヤモンドサプライチェーンが活用されていくことで、今後違う業界にとっても参考となっていくだろう。

参考:MINING WEEKLY