オウケイウェイヴ本社にて22日、WowooのCEOであるフジマル・ニコルス氏、OKfincのCEOである松田元氏、そしてビットコインの初期からの投資家で知られ、ビットコインジーザス(ビットコインの神様)とも称されるロジャー・バー氏の3者が対談を行いました。ロジャー・バー氏はWowooの評議員としても活動しています。
この対談は、Wowoo上場記念として開催され、「仮想通貨の発展」と「Wowooが果たす役割」にフォーカスされました。
国内外問わず昨年から話題となっていたWowBit、ICO開始後即完売となり、日本円にして約300億円ほど(ETHでの時価評価額なので、この表現は正確ではありませんが)を調達したことでも盛り上がりました。さらに仮想通貨取引所「Bit-Z」に上場し、大きく知名度を上げています。
ICO新規銘柄は上場後、急激に暴落する傾向が多く見られますが、Wowbit上場後の価格推移について、ニコルス氏は以下のように述べました。
「発行したトークンをまずは流通させていくという一つの目標のためBit-Zに上場しました。価格的にはすごく上がったり、落ちたり、そういったことなく安定しています。仮想通貨はボラティリティが注目されてはいるものの、決済通貨としては使いづらいという点もあるので、ステーブルな価格をキープできていることは悪くないと考えています。」
また、OKfincのCEOである松田氏はICO(イニシャル・コイン・オファリング)について、以下のように見解を述べました。
「良くも悪くも昨年と比較し、ICOという言葉自体が社会的認知を得ていて、良い面も悪い面も注目されてきている。一方で、世界的に当局の規制が進められてきている。1980年代のデリバティブの登場や2000年位にFXが出てきた時、レバレッジが100倍とか150倍とか当たり前だった。ああいったものは規制されていき安定しましたが、ICOも同じようになるのではと思っています。」
ビットコインキャッシュ(BCH)を支持するロジャー・バー氏が、Wowooの評議員に加わったことについて以下のように述べました。
「Wowooは面白いプラットフォームだから興味深い。とてもユースフルで便利なものを活用したいと思い、そのために役立てることがあればやりたいと思いました。」
Wowooプラットフォーム上ではICOに関わる総合的なコンサルティングが行われますが、今夏にもベータ版がリリースされる予定です。また、Wowbitは今後、Bit-Z以外では5つの取引所に上場を予定しています。着実に進められているWowooのプロジェクトから今後も目が離せません。