マイクロソフトの検索エンジンBingは15日、仮想通貨関連の広告を今年7月までに禁止する事を発表しました。
今までフェイスブックやグーグル、ツイッターなどインターネット関連の大手企業が禁止措置を発表しており、これに続く形となりました。
マイクロソフト側は今回の仮想通貨と関連プロダクトの広告を禁止した理由として、仮想通貨が規制されていない状態であり、このことでBingユーザーのリスクが増大しているためだと説明しています。
さらに6月から7月上旬の間に、世界全体で禁止措置を全面的に実施する計画とも説明しています。
各国では法整備や規制が急がれているものの、現状ではまだ未発達であるからこそ、ネットを管理する側で一時的に混乱を起こさないような動きは賢明と思われます。仮想通貨と関連するプロダクトの広告を禁止するには適正な処置とも言えるでしょう。
今回は広告に対して禁止する措置であり、検索エンジンで“ビットコイン”や“仮想通貨”といったワードを検索すれば関連するサイトが表示されるため、影響は限定的とも考えられます。
最近のブームとも言える仮想通貨の熱狂に便乗して、ICOを装った詐欺的な行為や、ねずみ講にほど近いMLMを行うなど、またそれを促すウェブサイトも散見されるため、仮想通貨関連の広告禁止措置はユーザーから求められていたのではないでしょうか?他の企業もBing同様に禁止していくと予測されます。
参考:Bing Ads