インターネットなしでビットコインキャッシュ(BCH)を送受信できるサービス、CoinText(コインテキスト)のβ版がリリースされました。
現在は米国、カナダ、南アフリカ、スイス、スウェーデン、オランダ、英国でβ版をテストすることができ、今後日本においても進出してくる可能性もあります。
コインテキストの目的は世界中の銀行口座を持たない人々向けに簡単かつ便利な決済サービスを提供する事としており、東南アジアを拠点としているOmiseGO(オミセゴー)に似ている特徴があります。
オミセゴーはスマホにアプリをダウンロードしておく必要がありますが、コインテキストはそのようなネット環境が必要でないために利便性においては今後コインテキストが使われていく可能性もあります。
コインテキストはSMSウォレットを活用する事で10億人のユーザーに送金サービスを提供し、世界を変えるとしています。
コインテキストを利用する時はテキストメッセージであるSMSでコマンドを入力するだけでビットコインキャッシュを送信することができます。通常の携帯電話で送受信できるためにインターネット、スマホ、アカウント、パスワードは必要としません。
具体的に、送金する時は識別子として電話番号を使用し、独自のアルゴリズムにより判別するようにするために世界中の全ての電話番号固有のウォレットアドレスを持つことが可能です。
基本的なコマンドはBalance、Deposit、Send、Withdraw、All、Helpと英語でのコマンド入力になりますが、今後日本に進出するようであれば、この辺りを改善するかもしれません。
今回の発表の中で、コインテキストの共同設立者であるVin Armani氏は以下のように述べています。
「コインテキストはビットコインキャッシュを普及させる最も簡単で最も強力な方法です。どのタイプの携帯電話でも使用でき、仮想通貨の知識も必要ありません。」
今後、このようなシンプルなコマンドによって送金できるようになれば、ビットコインキャッシュの需要は高まり、口座やネット環境を持たない人々はこの手段を用いることでしょう。
参考:Coin Text