国内大手仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」を運営するテックビューロは20日、ザイフにて16日に発生した不具合についての説明を正式にアナウンスをしました。

いきさつは、2月16日夕方ごろ。ザイフが提供しているサービス、簡単売買にて、ビットコイン(BTC)を0円で売買できる状態になっていました。

一部のユーザが、試しに21億BTC(約2,200兆円相当)を0円で購入、うち20億BTCを売り注文に出し、異常な数値(最大発行量2,100万BTCに対し20億BTCの売り注文)が表示されることとなったとしています。この不具合が16日に発生してから4日も経過してからアナウンスをするなど不誠実な対応にSNSや某ネット掲示板では、あきれる声も散見されています。

たびたびサーバが落ちるなどで話題の取引所ザイフですが、最近TVCMでタレントの剛力彩芽さんを採用するなど、宣伝・集客には力をいれています。

莫大なCM費用をかけるよりもまずは、顧客保護のためにも集客よりシステムの強化を最優先していただきたいという声も少なくありません。

仮に、20億BTCを購入したユーザが誤って外部に送金していたと思うとゾッとします。今回は該当ユーザの善意によって守られましたが、20億BTCをミキシングされるなどして、換金されてしまったら事は重大になっていたでしょう。

今回の不具合はシステムの不具合なので取引自体なかったことにするとしていますが、今後はこのようなことのないように気を付けていただきたい次第です。

参考:Zaif Exchange