仮想通貨市場の時価総額3位に座しているXRP。毎秒1,500ものトランザクションをこなし、送金の速さにおいても仮想通貨界の中では断トツの性能で注目されています。

“送金の速さ”や“処理性能”はXRPの代表的な魅力ですが、XRPにはもう一つ強力な特徴があります。それは、デジタルアセットの分野で最も活気に満ちた“コミュニティー”を持っているということです。

XRPコミュニティのメンバーは、XRPエコシステム内で時事分析やそれぞれの見解を共有しながら、XRPの将来に関して様々なソーシャルメディアチャネル上で絶え間ない議論を展開しております。このコミュニティの中で最も人気があり、評判の高い発言者の1人に、Hodor(ホーダー)氏と呼ばれる人がいます。

ホーダー氏は、XRPチャットや、アメリカ最大級のソーシャルニュースサイト・掲示板であるRedditといったメディアにも積極的に参加しており、また、彼の運営するブログにはXRPやその他のデジタルアセットに関する洞察が定期的に掲載されております。

16日、リップルの公式サイトにて、ホーダー氏へのインタビュー内容が掲載されました。インタビュー内容は以下の通りです。

Q. どのようにして、リップルとXRPを見つけましたか?

リップルとXRPとの初めての出会いはビットコインフォーラムでデジタルアセットについて学んでいる時でした。私はXRPのコンセンサスモデルについて学ぶという技術的側面に没頭しました。それは仕事の証明や出資の証拠から全く新しい方向性でした。論理的に思えましたが、本当に私を夢中にさせたのは、XRPをサポートしていた会社のリーダーシップと、そもそもそんな会社があったという事実でした。

当時、仮想通貨の大部分は、開発者による秘密の回線によって運営されておりましたが、XRPはシリコンバレーに拠点を置く評判の良い会社によって運営されていたのです。

Q. XRPが他のデジタルアセットと違う点は?

もし一つだけ挙げるとするなら、“承認速度”でしょう。

私が初めてビットコインの取引をした際、6つの取引の承認を待っていたのですが、1時間以上かかりました。2013年、私は1年以内にビットコインは他のより良いネットワークに取って代わられると仮定しておりました。それは仮想通貨市場が最も革新的な技術を最も高く評価してくれると信じていた頃でした。

ビットコインフォーラムでXRPのプロモーションが行われた後、いくつかのXRPを購入しました。その4秒後に残高が更新され、私はすぐに「これだ!」と思いました。

Q. リップルとXRPの何が貴方をそこまで熱狂的な支持者にしたのでしょうか?

正しいことと間違っていることの明確な兆候を見出だせることはそう頻繁にはありません。ビットコインフォーラムでリップルとXRPに出会った時、アナーキストによって書かれたリップルに濡れ衣を着せるような内容のコラムを読みました。リップルネットワークの開発者であるDavid Schwartz(デイビッド・シュワルツ)氏は、この扇動的なコラムに対して事実を明らかにするために真っ向から向き合いました。

彼の穏やかな立ち振舞いや、誤解を解くための技術的な話を聞いている時、私は偉大な会社が形成される最初の段階を見ていると感じました。デイビッドのソーシャルメディアを見たことで感化されました。

2017年4月にXRPが高騰した際は、新規参入者たちの間違った情報の多さには驚かされました。その際に、情報を正すためにコラムを書きましたが、それが一躍有名になったというわけです。書くことは好きだし、このコミュニティが何よりも好きなんです。

Q. ホーダー氏のコラムやツイートは、XRPコミュニティで多くの反響がありますが、それはどうしてだと思いますか?

とてもシンプルです。XRPを持っている人々は、それが最高のデジタルアセットであるという認識があるからです。私たちはバイヤーとしてすでにデジタルアセットに関する調査を行っておりますが、リップルとXRPは技術革新の代表であると信じております。

一時的な価格動向に基づいてXRPを購入した人もいれば、独自の調査を行った後に慎重に選択した人もいるでしょう。私のブログやツイートの内容が“釈迦に説法”となることもあると思いますが、読者にとって新しい視点を提供するために取り組んでおります。

他のコミュニティのメンバーからも多くのアイデアを貰えるので、面白いですね。

Q. リップルとXRPの周りには組織的な大きなコミュニティが存在しますが、なぜたくさんの人がリップルとXRPに沸き立っていると思いますか?

たくさんの理由が混ざっていると思います。私は、興味の多くは、世界中のお金の流れを大きく変えると信じられている技術革新をなるべく早期に取り入れたいと望む個人の動向から来ていると思います。

XRPのデジタルアセットとしてのメリットだけでも十分人が沸き立っていることも知っておいてください。取引所でリアルタイムでXRPの取引を何度かすれば、おそらくXRPを嫌うなんてことにはならないでしょう。

XRPは4秒以内には決済が完了します。これを実際のビジネスをサポートできるデジタルアセットと言わずしてなんと言うのでしょうか。

リップルのコミュニティにとって、大きな存在であるホーダー氏の意見は大変貴重です。また、リップル社へのインタビューではなく、リップル社からXRP投資家に対してインタビューを行うというのもユニークではないでしょうか。今後ますますのコミュニティの発展、また、リップル社の取り組みからも目が離せません。

参考:Ripple