世界の長者番付を毎年発表している米Forbes(フォーブス)は7日、初となる仮想通貨の長者番付を発表しました。

以下が、フォーブスが発表した仮想通貨長者番付の上位10名です。

1位、クリス・ラーセン(リップル共同創始者)、75~80億ドル

2位、ジョセフ・ルービン(イーサリアム共同創始者)、10~50億ドル

3位、Changpeng Zhao(バイナンスCEO)、11~20億ドル

4位、ウィンクルボス兄弟(Winklevoss Capital共同創始者)、各9~11億ドル

5位、マシュー・メロン(個人投資家)、9~10億ドル

6位、ブライアン・アームストロング(コインベースCEO)、9~10億ドル

7位、マシュー・ロスザック(Bloq共同創始者)、9~10億ドル

8位、アンソニー・ディ・イオリオ(イーサリアム共同創始者)、7.5~10億ドル

9位、ブロック・ピアス(Bitcoin Foundation会長)、7~10億ドル

10位、マイケル・ノボグラッツ(ギャラクシーデジタルCEO)、7~10億ドル

仮想通貨は価格変動が激しく、数週間単位で入れ替わりも珍しくありませんが、今回の番付を行うにあたりフォーブスは、資産額の算定はある程度の幅を持たせた推定値とし、基本的には各長者の保有通貨量を推定し、1月19日の時点での価格から課税分を差し引き、残利益を資産額としています。

今回の番付では、1位がリップル社の共同創始者である、クリス・ラーセン氏、2位がイーサリアム共同創始者である、ジョセフ・ルービン氏となりましたが、3位には昨年設立した新興の仮想通貨取引所、バイナンスCEOのChangpeng Zhao(CZ)氏がランクインしているのが目立ちます。海外で人気の取引所とあって急成長の勢いが感じられます。

4位以下にも著名な仮想通貨投資家、取引所のCEOなど錚々たる面々が名を連ねていますが、日本人の名前は挙がりませんでした。昨今、「億り人」と稼いだ投資家たちがテレビメディアなどで報じられる機会も増えてきましたが、世界規模で番付すれば、まさに桁違いですね。

また、上記番付は完全に正確な統計ではなく、ここで測りきれていない人物や誤差がある可能性もフォーブスでは注意書きしています。

参考:Forbes Japan