仮想通貨ビットコインの過熱を懸念する声が日々高まっています。多くの著名人たちは仮想通貨はバブルの最中にあると言い、いつか崩壊すると警鐘を鳴らせています。

Bleakley Advisory GroupのCIO(チーフ・インベストメント・オフィサー)である、Peter Boockvar氏はCNBCの番組の中で、以下のように話しました。

「来年には(ビットコインが)1,000ドルから3,000ドルになっても驚くことではありません。」

2017年の3月に1,000ドル、8月に3,000ドルでしたので、この水準に戻る可能性も十分に考えられます。12月に20,000ドルの高値を付けてから軟調な相場が続き、現在のビットコイン価格は1BTC=11,500ドル(約128万円)となっています。(CoinMarketCapの統計より)

Boockvar氏は、ビットコインが急にはじけるか、ゆっくりと時間をかけて落ちるかは分からないが、バブルであるということは確信しており、世界中で金利が上昇するにつれて、それと並行し崩壊していくと見ています。

また、世界的な金融危機の影響を緩和するために設計された、簡単な資金政策とも見られる仮想通貨の流行は、FRB(連邦準備制度)を含む中央銀行のせいだとも主張しています。

しかし、ビットコインや、その他の仮想通貨がすべてなくなるかと言えば、それは考えづらいでしょう。多くの仮想通貨は、現在は実験段階であり、投機的な利用しかされていないのが現状です。これが実際に使われるようになれば、さらに発展することも期待できます。

価格の乱高下を繰り返しながら拡大させてきた仮想通貨市場。今後の展開から目が離せません。

参考:CNBC