仮想通貨ビットコイン(BTC)からブロック高498,533の時点(12月10日前後)で分岐される予定だったビットコインプラチナム(BTP)が韓国の高校生のいたずらだった可能性が指摘されています。韓国メディアの中央日報によって伝えられています。

ビットコインプラチナムは当初、ビットコインからハードフォークされるということで、これの付与目的にビットコインを購入する方の声も散見されていました。しかし、ハードフォークの直前になって延期(ブロック高500,000の時点で分岐)するといった内容のツイートがされ、さらに10日18時頃ビットコインプラチナムの公式ツイッターから以下のような内容が韓国語でツイートされ騒然となりました。

「誰がビットコインを買えって言ったか?空売りサイコーだぜ。」

投資家がIPアドレスなどを調べた結果、このツイートは韓国の高校生のものだと確認されたとのことです。この高校生はビットコインプラチナムを騙った詐欺的な行為により、空売りを仕掛け500万ウォン(約52万2,000円)の収益を得たと話しています。

この後、改めてビットコインプラチナム開発チームを名乗る人により、公式ツイッター上で同プロジェクトは詐欺ではなく、予定通り分岐するとしており、現在、どちらが本当か真偽不明の状態ですが、こういったいたずらも今後増えてくると考えられますのでご注意ください。

これにより投資家以外に、多くの仮想通貨取引所も付与対応に振り回される事態となっています。日本国内では大手取引所の「Coincheck(コインチェック)」が付与対応の方針を、詳細が分かり次第アナウンスする旨、ツイッター上で発表しています。

また、ビットコインを送ればこのようなフォークコインを付与すると騙る詐欺的な取引所も出てくる可能性も警戒されています。今後、多くのビットコインからの分岐が予定されていますが、情報の真贋見極めには慎重な判断が求められます。

参考:中央日報