ビットコイン(BTC)の分裂問題を巡って、波紋を呼んでいます。先日、Segwit2xのハードフォークは一時中止となりましたが、ビットコインを分裂させるプロジェクトが数多く立ち上がっています。

ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生した際に保有していたビットコインと同量に付与されるということで、一時買いが集中しましたが、先月のビットコインゴールド(BTG)の分裂でも付与目的のみでビットコインを購入するといった方が見られました。

来月にはビットコインからビットコインシルバー(BTSI)を分裂させるプロジェクトがbitcointalkのサイト上で公開されています。また、ビットコインキャッシュプラス(BCP)が1月2日に分裂させるとサイトを公開していましたが、このサイトは現在繋がらなくなっており、先行き不安なユーザーの声も散見されます。

また、ビットコインダイヤモンド(BCD)や、スーパービットコイン(SBTC)というプロジェクトも登場してきており、一部のビットコインユーザーは混乱しています。どのプロジェクトとは一概に特定して言いませんが、中には詐欺的なものもあるようで、分裂前に購入を持ちかけられることもあるようです。

CoinMarketCapの統計によると、ビットコインシルバーは17日現在で、0.003ドル(約0.34円)ほどで価格が付いています。次から次へと分裂のプロジェクトが出てきていますが、ビットコインを保有している方は、そのプロジェクトについてしっかりと調べて置いたほうがいいでしょう。

コミュニティに対して前向きなものであればハードフォークも悪いことではありませんが、市場を混乱させる目的のプロジェクトや詐欺には十分ご注意下さい。

ビットコインは17日17時現在、約85万円を推移しています。一時90万円にタッチしましたが、調整局面との見方がされます。さまざまな分裂の可能性もあり、今後の動向が注目されます。

参考:Bitcoin Diamond , Super Bitcoin