13日、ビットコイン(BTC)から分岐した新たな仮想通貨、ビットコインゴールド(BTG)のリリースが確認されました。

今年8月にビットコインが分裂し、ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しましたが、ビットコインゴールドは、これに続いて事実上3つ目のビットコインという形になります。

ビットコインゴールドは基本的には10月24日に分岐した時点で、ビットコインを保有していた方を対象に付与される権利が発生しますが、仮想通貨取引所によっては取り扱いや付与の条件が異なりますので、ご自身がご利用されている取引所の方針を確認しておくことを推奨します。

例えば、大手取引所の「Coincheck(コインチェック)」ではビットコインゴールドの安全、安定性が確認され次第の付与を予定しています。また、付与の具体的な日時は今のところ未定とされています。

また、大手「bitFlyer(ビットフライヤー)」ではビットコインゴールドのブロックチェーン稼動後に、分岐が恒久的で、顧客保護の観点から問題がないとbitFlyerが判断した場合に限り顧客へビットコインゴールドの付与、またビットコインゴールドの売買取引のサービス提供を開始する予定としています。

現状では時期は未定ですが、ビットコインゴールドが付与され、実際に取引が可能になれば、ボラティリティ(価格変動率)が拡大すると予測されます。ビットコインキャッシュの時は取引開始後、売り圧力が高まり直後に買い優勢と、乱高下をし、ジェットコースター相場を演じました。

ビットコインゴールドでも、このようなことは可能性として考えられるので、付与される権利のある方は売りが一巡するのを待つか、即売却か判断に問われる場面です。先物では13日現在で3万1,000円ほどで価格がついてますが、これをあてにするのは少しリスクがあるかもしれません。(CoinMarketCapの統計より)

Bitcoin Gold Charts(CoinMarketCapより)

まずは、ビットコインゴールドが実際に付与されて、状況を見てからでも遅くないと思いますが、売り後にビットコインやアルトコインに資金が流れるなどの影響も予測されますので、市場が一時混乱する可能性も考えられます。

こういったタイミングで仕手や風説の流布、フェイクニュース、売り・買い煽りなどをする人もいるので、ご注意ください。ご自身が信用できる情報だけを探すというのも大変な作業ですが、とくに仮想通貨投資は情報勝負な側面もありますので、真贋見極めて冷静な判断を心がけたいです。

参考:Bitcoin Gold