1日、国内大手仮想通貨取引所の「Coincheck(コインチェック)」がSegWit2X(B2X)によるビットコイン(BTC)分岐の対応方針を発表しました。
コインチェックによると、ブロック高494,784で分岐する可能性が高くなっているとし、時期は11月15日の前後になる見込みとのことです。
現在、SegWit2Xでの分岐は不透明な点が多く、例えばリプレイアタックの対策や、従来のビットコインのブロックチェーンとB2Xのブロックチェーンの両方が生成されるのか、もしくはどちらかが消滅するといったことになるのか明確にされていません。
こういったことから、ユーザー保護を最優先するとし、資産の保護や安定したサービス提供をするためにも状況に応じて対応をしていくとのことです。
現時点ではB2Xが分岐した際に保有しているビットコインと同量のB2Xを付与するとしています。
一部ご注意いただきたい点として、取引の状況によっては返済義務の発生も起こり得ます。例えば、ショートポジションや信用取引でビットコインを借りている場合は、それと同量のB2Xがマイナス付与になります。
今回のB2Xは以前から懸念されていましたが、コインチェックでもビットコイン価格に大きく影響を与える可能性を想定しています。
B2Xは今後、どのような方向に進むのかは現時点では明確にされていません。分岐の前後にはビットコインからフィアット(ドルや円など法定通貨)やアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)などへ一時避難的に移動させる方も少なくないと思われます。
このようなことからもボラティリティ(価格変動率)が拡大する恐れもありますので、できれば11月15日の近辺では大きなレバレッジをかけたりしない方がいいと考えられます。
現状では不透明な点が多く、資産の保護や安定したサービス提供が難しいと思われる場合には、B2Xを付与しない可能性もあるということですので、コインチェックを利用されている方はご自身で確認することを推奨します。
コインチェックでの対応方針の詳細は、以下の参考先から確認できます。