度々見られる仮想通貨強気派による大胆予想だが、仮想通貨ファンドのモルガンクリークキャピタルのマーク・ユスコCEOもまた、2030年までにビットコイン相場は50万ドルにまで昇るという大胆予想をした。

同予想において、その前段階の2025年には25万ドルであると言っていることから、特定のポイントで爆発的な値上がりを見せるよりは徐々に成長を経ていくことを示唆している。

ユスコ氏がこのような大胆発言するのにもブロックチェーン技術の進化、さらにブロックチェーンの適用がさらに拡大することを見込んでいるからで、まだ現在は初期段階とみているためである。

現在ビットコインの相場は夏場をピークに低調気味だが、今後上がっていく予想されており、その理由としてメトカーフの法則を言及した。

メトカーフの法則とはネットワークの価値は接続するノードの2乗に比例するというものであり、現在のネット社会を現すものとして相応しい法則でもあるが、今後ビットコイン経済圏につながっていくユーザーのみならず決済可能な端末などが増加するに従って、直線的ではなく指数関数的にビットコインネットワークの価値が高まっていくということである。

仮想通貨強気派の発言は投資家にとっては買いのきっかけにもなるが、もちろん注意すべき点もある。

2017年頃、ビットコインを含めた仮想通貨市場は上昇気流を帯びたが、その後の急落で多くの人々が損失を受けた。これは誰もが予想することができたものではなく、予想していた一部の人の声に耳を傾ける者も少なかった。

また国によっては仮想通貨を受け入れるところもあれば、規制を強化するところもあり、中国に代表されるように国家主導の官製仮想通貨を発行していこうという流れをも起こしている。

程度の差はあれ、多くのアナリストたちがビットコインに対して成長する予想をしており、高収入で余剰資金のある投資家の多くがポートフォリオにビットコインを持っているという調査も出てきている。

参考:FX STREET