少額決済、さらに瞬時に処理ができるとして注目されているビットコインのライトニングネットワークを用いた新サービスOlympus(オリンポス)のベータ版が発表され注目されている。

オリンポスを発表したのはビットコインのウォレットアプリであるZap(ザップ)の開発者ジャック・マラーズ氏で、従来の方法はいくつかのステップを踏み承認されるもの。オリンポスはシンプルな作業で完了させることができると言う。

マラーズ氏によれば、ビットコインを使用したことがない人でも簡単にビットコインの少額決済を行うことができるとしているために、これからのキャッシュレス社会にマッチしているサービスとも言えるだろう。

この機能はあくまでもオプション機能だとされており、実際に利用する際には法定通貨を使い、利用者は本人確認であるKYCやマネーロンダリング対策に準拠する必要があるとされている。これは法令に乗っ取って使う必要があるために信頼もあると言えるだろう。

ビットコイン即時購入に関しては、ギフトカード購入サービス企業である、ビットリフィルが採用したことで知られているターボ・チャネルと呼ばれる技術によって実現されているために今後、日本国内の取引所においても採用し、高速少額決済を実現するところも現れる可能性もある。

日本はキャッシュレス社会、消費税増税に伴い、スマホでのPay決済が盛んに競争されているが、今後ビットコインの少額決済も仲間入りすることも考えられる。

しかし、ライトニングネットワークは先日バグの発生により資産を失う可能性があると脆弱性に対し指摘があったこともあり、少額決済に関してはリスクがあることを知った上で利用することが必要と言える。

そのために失ってもよい金額で利用することを推奨されている面もある。

ビットコインの少額決済は今後あらゆる可能性を秘めているが、先日グーグルが量子コンピュータを発表し、ビットコインが無くなるのではともささやかれている。中央集権もしくは一部の企業が支配をするようなことを嫌う人々は今後もビットコインは使われ続けていくことだろう。

今後、量子コンピュータを凌ぐ技術がビットコインによって開発されていくことも考えられるためにビットコインはさらに進化していくことだろう。