仮想通貨投資ファンドであるGrayscale(グレイスケール)がビットコインを決済手段として受け入れている店舗や企業などの団体が世界で10万以上も存在していることを報告した。
これまで懸念材料であった、ビットコインによる決済分野においても順調に成長していると考えられ、資産の一部として保有するのにも良いと推奨している。
グレイスケールは約26億ドル(約2,730億円)の資産を運用しており、様々な国から数百人の投資家を抱えていると報告されている。
同社はビットコインに対してまだ初期段階の資産と認めつつも価値の保存手段として機能すると考えている。
ビットコインに対しては、デジタルゴールド、モバイル決済プラットフォーム、さらにハイパーインフレに悩む国の通貨として機能することができると見解を示している。
ビットコインはボラティリティが大きいために通貨や資産としての役目をするのは難しいと以前は言われていたが、世界中のマイナーやノードによって支えられるようになり、一部の国の需要が下がったとしても、世界全体での需要が残されており、比較的安定して高い需要を維持することができている。
グレイスケールはビットコインを認める見解していることからポートフォリオを多様化することに資産の1~5%をビットコインとして保有することを推奨している。ビットコインは株式や法定通貨との相関性が低い資産であるため、リスク分散をするのに適していると見られている。
また、今後ビットコインは25年間、ミレニアム世代へと引き継がれてくと同社は見ており、ビットコインの市場規模はさらに成長していくと示している。
多くの人々がビットコインを売買し、マーケットが確立されていけば既存の法定通貨や株式市場が揺さぶられていくとも考えられるだろう。