ブロックチェーン関連の投資会社であるBlockchain Capitalのゼネラルパートナーである、スペンサー・ボガート氏は、ブログ記事で仮想通貨ビットコインは最も興味深いデジタル不動産と語り、ビットコイン(BTC)はさらに新たな価値を生み出すことができるとの見解を示した。
同氏はビットコインはすでに利用出来る世界で最も興味深い不動産だと説明している。
ビットコインと不動産は複数の類似している点があり、さらにビットコインは不動産にない独自の利点も備えていると説明しており、ビットコインのことを個人資産と不動産の間にある境界線を曖昧にするデジタル不動産と表現している。
ビットコインと不動産の類似点として指摘する中の一つに世界に存在する数が限られている点だという。
土地は地球上に限られて高額に取引されているのに対し、ビットコインも同様に発行枚数が2,100万BTCに設定されているため非常に希少性の高いものとなっている。
ハードフォークによりビットコインから派生した新たな仮想通貨が誕生したとしてもビットコイン自体の希少性や価値が大きく揺らぐことがないとも見られている。
また、不動産は維持や管理に費用を要するが、ビットコインはそのようなことがないために簡単かつ安全に安値で保管する事ができる。
さらに不動産取引をする場合に、売買価格の5~10%の諸費用が必要になると言われているが、ビットコインは1%の割合で取引する事ができ、最近ではライトニングネットワークによりこれらの手数料や送金時間をさらに削減できるとして注目されている。
不動産と似たような性質を持っているビットコインが資産保有の代替手段として今後注目される可能性があり、現在の相場が低迷していたとしてもいずれは上昇へ進むと楽観的に期待している投資家が多いのも納得とも言える。