米国の著名投資家であるティム・ドレイパー氏がアルゼンチン政府に対し、ビットコインの合法化について助言した事が話題となっている。
同氏はアルゼンチン政府に対し、ビットコインの合法化によって経済の改善を目指すようにと助言し、アルゼンチンのマクリ大統領と実際に面会を行ったという。
アルゼンチンは最近深刻な経済危機を迎えており、法定通貨であるペソの急落によって救済策を模索している状況だが、それに対しドレイパー氏はブロックチェーンと仮想通貨について語り、さらに経済危機による頭脳流出、優秀な人材が他国に流出することへの危機について話した。
また、ドレイパー氏は会合の中で、以下のように賭けを提案したと言う。
「私たちはビットコインとペソの下落について話し、賭けを提案しました。ペソがビットコインよりも高く評価されれば、私はアルゼンチンで行っている投資を2倍に増やします。逆にビットコインの方が高くなった場合、アルゼンチンの法定通貨としてビットコインを使用することを宣言してください。」
会合後のインタビューではビットコインとブロックチェーンはインターネットより革命的である事を言及し、アルゼンチンにとって採用に向けて良いタイミングだと指摘している。また、これらの技術が金融システムのあらゆる面にて変化を与えるとも指摘している。
ドレイパー氏を通じ、アルゼンチン政府はビットコインを認めるようになるだろうか。今後のアルゼンチンの対応が注目される。