世界的に著名な投資家で、バークシャー・ハサウェイの会長でもある“オマハの賢人”こと、ウォーレン・バフェット氏が、「ビットコインを買うのは投資ではない」と批判的なコメントをしました。
バフェット氏の投資スタンスは生産からリターンがもたらさせることを重要視しており、農場や不動産、株式等を買うのは全うな投資と言う見方をしており、他の投資に対しても同様の見方をしています。
しかし、ビットコインを買ったとしても何も生産しないこと、ただ単に後から買った人がより高い値段で買う事を願っているだけと言う見方をしています。さらに、「誰もビットコインについて理解せずに参加しているゲームやギャンブルだ」と強く批難しています。
バフェット氏は今年1月には仮想通貨に対し何も知らないと言いつつも、必ず悪い結末が来ると批判しています。
バフェット氏がビットコインやその他の仮想通貨を批判している根拠として内在価値の不在を指摘しています。ビットコインは株式のように裏付けとなるビジネスや商売がないために、バリュー投資とよばれる価値評価手法が使えない事が理由として挙げられます。
また、ビットコイン以外にも金(ゴールド)に対しても何も生産しないと言う論理から金の投資にも批判的なコメントをしたことがあることでも知られています。
バフェット氏は、もともと理解できないものには投資しないとし、IT関連などハイテク株を避ける傾向もありますが、見方が変われば肯定的な発言をするようになるでしょうか。