ウリィ銀行は18日、SBI Ripple Asia率いる銀行連合、「内外為替一元化コンソーシアム」と共同でリップルのソリューションを活用した日韓間送金実験の第2弾を行うことを発表しました。
ウリィ銀行は日韓での送金実験で日本の銀行3行との間でリップルのブロックチェーン/DLT(分散型台帳技術)を利用し、送金が成功したか確認を行うとしています。この3行については具体的な詳細は明かされておりません。
また、この送金実験は1月31日に完了する予定です。テスト完了後にはユーザーにサービスを適用するかといった点での内部フィードバックを受け取るとし、期間としては5~6ヶ月ほどかかる見込みとしています。
リップルのブロックチェーン/DLT(分散型台帳技術)により、国際的にも課題となっている送金のコストや時間を大幅に短縮し、リアルタイムで簡単、安全に送金することが可能です。
この大掛かりな日韓を股にかけたプロジェクトは、12月15日に第1弾として韓国大手のウリィ銀行、新韓銀行とSBI Ripple Asia率いる内外為替一元化コンソーシアム参加金融機関37行との間での取り組みです。
また、内外為替一元化コンソーシアムには、メガバンク3行ゆうちょ銀行を含む61行の金融機関が名を連ねています。
リップル社のパートナーには、アメリカン・エキスプレスや、世界70カ国で展開するスタンダードチャータード銀行、世界最大規模の金融持株会社UBSなど含む100社以上の世界的企業・金融機関と提携しています。
最近では国際送金サービス大手のマネーグラムがリップル社のソリューション、xRapidを利用し、実際にデジタルアセットXRPを使うためにパイロットすることが伝えられています。
日韓間の送金では最終的にはデジタルアセットXRPを使いたいということが、日経新聞により伝えられ話題にもなりました。1月31日には今回の送金実験が完了する予定ですので、その後の展開にも注目が寄せられています。