大手仮想通貨決済サービスプロバイダーのBitPay(ビットペイ)が仮想通貨XRPにてギフトカード購入サービスを近日中に開始するという。

報告によれば米国のBitPayユーザーは近日中にXRPを用いてアマゾンなどのギフトカードが購入できるようになる。

仮想通貨アドバイザーのティファニー・ヘイデン氏のツイートをBitPayの共同設立者であるトニー・ガリッピ氏がリツイートしたことで世界中に話題となった。

BitPayが提供しているギフトカード購入サービスはアマゾンだけに限らず、バーガーキングやドミノなどの主要な小売店やレストランに対応しており、BitPayユーザーはXRPでこれらのギフトカードを購入できるようになる。

ギフトカードサービスは現在米国のみの対応となっているが、BitPayが各国へ対応を広げていくか、もしくはBitPayの試みが成功すれば追随する他の決済プロバイダーの登場なども予想される。

日本においても、ボラティリティの高さによる販売管理の煩雑さを受けてか、仮想通貨でのギフトカード購入サービスの取引を停止したといった経緯のあるサイトもきかれる。

送金の速さが挙げられることの多いXRPだが、ボラティリティの面でビットコインより安定感を見せてきている。特に国内企業でXRPを強く推進しているのがSBIで同社の北尾社長はXRPの需要拡大に向けて積極的に動こうとしている。

BitPayがギフトカードへの交換にXRPを選択したこともこういった事情があってのことだろうか。今後、仮想通貨決済を組み込みたい小売業者も同様の選択をしていく可能性も考えられる。

仮想通貨決済は拡大の伸びしろは多く残されており、日本においてはキャッシュレス需要の波に乗れるかどうかは飛躍のカギとなるだろう。国内の仮想通貨関連事業も徐々に市場が回復していることもあり、人々が積極的に扱えるよう環境整備をさらにしていくことが期待される。