アメリカのリップル社が開く国際会談イベントSWELL2019が、11月7日と8日にシンガポールにて開催される。シンガポールは、税務局が仮想通貨における取引の物品サービス税の免除を求めたり、マネーロンダリング及びテロ活動を防ぐ為の規制を行いながらも、大幅な下落を発生させず円滑に仮想通貨を育てていると専ら評判の国である。

SWELL2019内では初日に例えば、国際送金システムの有用性やペイメント業界における新進の注目すべきテック会社について、そして翌日には送金サービス関連でユーザーが求めているものについてのパネルディスカッション、最先端の大学のブロックチェーンシステムについてなどが話される。

今回のイベントにおいて、XRPファウンデーションの取引システムに携わるコインフィールドCEOのボブ・ラス氏は「今回は去年よりもかなり期待できる」とコメントを寄せている。また「リップルとしても転機のイベントとなり、驚くような提携パートナーも現れるのでは」とも付け加えている。それにXRPのクジラユーザーであるセス・リム氏は、YouTuberを使ったシステムが公開されるといった予測を立てている。

過去のSWELLのイベント直前では、リップルの価格が上昇傾向にあると指摘しているユーザーもおり、今回のつまり2019年のSWELL直前のリップルの相場を見てみると、確認時点の10月30日午前4時06分まで、多少の上下の揺れ幅はあれど確かに上昇傾向にある。

去年のSWELL2018ではリップルCEOのブラッド・ガーリングハウス氏とビル・クリントン元アメリカ大統領が登壇したが、今年はbKashのCEOカマル・カディア氏と、インド準備銀行の元総裁であるラグラム・ラジャン氏が登壇する事が決定している。

SWELLには『大規模な』と言う意味がある。リップルはLibra協会から離脱した企業に熱視線を与えており、今回のイベントでその企業に対する発表があるかにも注目が集まる。

参考:ripple