欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁は水曜日、エコノミストの主催するリモート会議で改めてビットコインに対して実際の通貨とは認めていない発言をし、中央銀行が準備通貨としてビットコインを保有することはないことを強調した。
ラガルド氏は先般、ビットコインに関してマネーロンダリングなど「おかしなビジネス」が報告されていると発言。ビットコインに対して懐疑的である姿勢を示し、G7が先導してグローバルな規制枠組みを作っていく必要を説いた。
一方でコロナ禍におけるデジタル経済への需要の高まりを認めており、国家の承認を得ない在野のデジタル通貨であるビットコインは承認できないまでもデジタルユーロの採用に関しては4年以内に準備が整う可能性があると述べた。