インドの仮想通貨取引所Unocoinが8日、アメリカの著名なベンチャーキャピタリストであるティム・ドレイパー氏による投資で資金調達をしたことを明らかとした。
Unocoinは500万ドルを目標としたシリーズAラウンドはほぼ完了し、Unocoinの評価額は2000万ドルまで引き上げられることになると主張した。
ティム・ドレイパー氏はベンチャーキャピタルとしてTesla、Skype、Twitterなどに投資してきており、今回のシリーズAラウンドもドレイパー氏率いるDraper Associatesが主導して行われた。
インドにおける仮想通貨の取り扱いは揺れ動いている最中であり、2018年にはインド準備銀行による仮想通貨取引所の禁止令を出されたが、業界団体がそれに対して反発。今年3月に最高裁判所にて違憲である判決が出た。しかし、9月になりインド政府は再度仮想通貨取引の禁止法案について計画を明かしている。
最高裁での違憲判決が出たとはいえ、違った手段での仮想通貨取引禁止が計画されている以上、インド全体での仮想通貨への見通しは明るいとは言い難いが、国民からの仮想通貨に対する支持は厚く、仮想通貨取引の解禁以降取引高は上昇を続けている。
ティム・ドレイパー氏もかねてよりインド・インドネシア地域への投資を続けており、何年もUnocoinを追いかけてきた結果、今回の投資の機会を得ることが出来たことに興奮していると述べている。
参考:unocoin