ブロックチェーン企業Rippleのブラッド・ガーリングハウスCEOがCNNに出演し、Ripple社による仮想通貨XRPの多額の売却、さらにXRP価格のコントロールについて言及した。
ガーリングハウスCEOは去年のXRP多額売却について、世間で言われているような投げ売りを否定し、今後も投げ売りはベストな手段ではないと説明した。XRPのほとんどはエスクロー(第三者預託)されており、Ripple社自体が触れることは出来ないことも補足した。
このような事情から昨年は約46%のマイナスで取引を終了したXRPだったが、今回の放送を受けて徐々にXRPが回復する兆しを見せている。
またガーリングハウスCEOは、Ripple社がXRP価格に影響を及ぼす、さらにコントロールているかについても否定をした。
クジラがビットコイン価格をコントロールできないように、RippleもXRP価格をコントロールできず、あくまで市場の需要バランスによって成り立っていると説明した。
送金速度の面で注目を浴びるXRPだが、コミュニティー活動におけるXRP獲得や決済などのエコシステムも成り立ってきており、利用頻度の増加から市場でも将来性に期待されてきている。
XRPがビットコインと双璧を成す仮想通貨へと成長を続ける一方でビットコインからハードフォークしたビットコインキャッシュはさらなる分化により相続争いの様相を呈しており、コミュニティの分断も引き起こしている。
Rippleに対する信頼感はガーリングハウスCEOの今回のインタビューにより一定の回復が見られた。