先日、ポーランドズロチ(PLN)とスウェーデンクローナ(SEK)に対応することを発表した仮想通貨取引所のバイナンスが、今度はタイバーツ(THB)とオーストラリアドル(AUD)にも対応することを発表した。

これによりバイナンスの対応する法定通貨は全部で21種類となった。仮想通貨のみならず法定通貨のサポートも追加されることで取引も活発化し、利便性もあがっていく。

今回対応されたタイバーツに関してはタイの証券取引所委員会(SEC)から認可を受けている仮想通貨取引所を運営するSatangと提携したことで可能になったことで、バイナンス側は自ら現地法人を立ち上げることなく、スムーズに取り扱いを可能にしたと言える。

こういった形でのサポートが増えてくるようであれば更に法定通貨の追加ペースが上がってくることも予想される。

昨年末にはバイナンスは世界中に流通している全ての法定通貨をサポートする計画を持っていることを明らかにし、国によっては国民が法定通貨を保有する形でなく、仮想通貨で保有することを主体とし、必要に応じて法定通貨に換金していくという逆転的な考えも可能になるだろう。

今後、中国のデジタル人民元が発行されることはもはや既定路線であり、仮想通貨は今後法定通貨以上に覇権争いが拡大していくことも考えられる。

仮想通貨に携わっている投資家にとってはさらに期待が持てる市場とも取れるだろう。

参考:Binance