大手仮想通貨取引所であるフォビグループが南米アルゼンチンにて取引所を開設した。これで法定通貨であるペソで仮想通貨が購入できるようになった。
フォビはアルゼンチンは仮想通貨にとって有望な市場と見ており、現地通貨と銀行への依存から脱出するコンセンサスが存在しているとみている。
フォビがこのようにアルゼンチンに注目している点としてペソに対する通貨危機のために人々がビットコイン(BTC)を購入したことも関係している。
ペソが弱くなることで資産価値が減少をすることに人々は恐れ、さらにインフレが起きることで人々の恐れがビットコインなどの仮想通貨購入へと加速していると見られる。
南米では他にベネズエラの存在によっても人々がビットコインに注目を注いでおり、避難先として認識されるようになってきている。
フォビはアルゼンチンだけに限らず、今後タイやトルコにも展開するとしてグローバル展開をしていこうとしている。
今年7月にはタイで仮想通貨取引所を運営するためのライセンスを取得し、今年第3四半期にもサービス提供をする予定としており、トルコでは今年6月に仮想通貨取引所を始める計画を発表。
2019年末までにトルコで仮想通貨取引所をスタートする予定としている。
仮想通貨取引所はフォビの勢いだけでなく、先日バイナンスでも米国向けにバイナンスUSが開設されたこともあり、世界的に仮想通貨は勢いがあると言える。
今後フォビのように一つの仮想通貨口座を持ちつつ、世界のあらゆる国においてその国で開設されている関係取引所を通じ、法定通貨に換金することや決済することが盛んになっていくことも考えられるだろう。