アメリカの仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルを立ち上げ、また投資家としても活躍しているマイク・ノボグラッツ氏は、イーサリアムが完成されたものになるには後3年から5年必要だと自身の意見を発表した。
さらに「ゴールドは3000歳であるのに対して、ビットコインは10歳でイーサリアムは4歳だ。」と言う彼独特の表現でイーサリアムを評価している。
イーサリアムに関してはイーサリアム提案者のヴィタリック・ブテリン氏は「スケーラビリティ問題もあって、浸透するのにまだまだ時間がかかる」と発言したが、ノボグラッツ氏にして言えばブテリン氏が思ってるよりもかなり未成熟なようだ。
またノボグラッツ氏はビットコインに対して、前向きな見解を示している。
2019年の終盤時期には、他の投資家や金融機関が仮想通貨に興味を出す事でビットコインの価格は2万ドルまで上がると考えており、それにビットコインはデジタルゴールドでは完成されたものとも過去には語っていた。
上の「ビットコインは10歳で~」の発言内容とかなり矛盾しているように思えるが、ビットコインに対して冷静な部分と熱情的な部分があると思って良いだろう。
なおその熱情的な一面があるのは、ビットコインだけに限らず仮想通貨全般でもそうだ。
JPモルガン・チェース銀行のCEOを務めるジェームズ・ダイモン氏がビットコインを「詐欺」と表現していた時期に、彼は「ビットコインの価格は1万ドル以上になる」と予想し、見事にそれを当てた事で一躍ヒーローとなった。
そしてその予想後の2018年2月に、雑誌フォーブスによる「世界の仮想通貨長者ランキング」の10位に選定されたり、ギャラクシー・デジタルも創立している。
なおイーサリアムが4歳であるにしても、今の隆盛を考えれば成熟した時はもっと巨大な存在になるとも思えるし、ノボグラッツ氏の展望どおりイーサリアム含む仮想通貨がこれからも繁栄を続けていくだろう。