米コーネル大学の教授でブロックチェーン専門家として知られているエミン・ギュン・シラー氏が独自のブロックチェーン、Avaを開発していることがわかった。
シラー氏はPoW(プルーフ・オブ・ワーク)に基づいた最初のデジタル通貨とされるKARMA(カルマ)を開発したことでも有名である。
同氏は現在、決済大手VISAと同様のトランザクション承認時間である1.35秒で処理できる実行できるAvaを計画しているとしている。
最近、米大手小売りチェーンがVISAでの決済手段を止めたことが明らかになったことで有名になったことがあり、その理由として決済手数料の高さと言える。
VISAとの比較、さらにシラー氏への信頼性によってAvaが決済手段として用いられ、後は決済手数料についても認められれば、現在VISA決済を導入している企業もAvaにシフトしていく事も考えられる。
シラー氏が率いるスタートアップ企業であるアバ・ラボには大手投資家から約600万ドルの資金が調達されたこともあり、市場関係者からも期待感がある。
さらにシラー氏はAvaのトランザクション承認時間として1.35秒を達成しており、まだ不可能と言われているアプリケーションを可能にすることを主張しており、最終的な目標としてすべての証明書をブロックチェーンに記録することを付け加えた。
シラー氏が本格的に仮想通貨市場に参入する事で、さらに安定感と信頼感を市場に与えていく事になるだろう。
参考:Bloomberg