世界中で3億人を超えるユーザーを抱えるOpera(オペラ)が内蔵されている仮想通貨ウォレットにトロン(TRX)とTRC標準(TRC-standard)トークンをサポートする予定をしていることを発表した。

これ以外にも今後12ヵ月以内には、その他のブロックチェーンにも対応していく予定としており、ブロックチェーン需要に対して積極的に技術開発を行っている。

オペラは現在様々なOSに対応しており、ウィンドウズ以外にもリナックス、iOSのスマートフォンにも同様のブラウザを提供している。

オペラ側としても今後のブロックチェーン需要を見越し、昨年8月にはデスクトップ向けのブラウザに仮想通貨ウォレットとWeb3.0の機能を導入した。

それに伴い、イーサリアム(ETH)とブロックチェーン分散型アプリケーション(DApps)を気軽に利用できるようにと改良を加えている。

またスマートフォンなどのモバイル環境でのAndroid向けのブラウザにもその機能を実装し、さらにHTCのブロックチェーンスマートフォンであるExodus 1向けにカスタマイズされたバージョンもリリースした。

新しくトロンとTRC20トークンをサポートする予定として、現在急成長しているブロックチェーンゲームやDAppsの利用に気軽できるよう先手を打って、サービスを展開する形をとっている。

今回の発表によれば、サードパーティ型の拡張機能やアプリケーションを使用することもなく、統合されたユーザーインターフェースによってトロン関連のゲームやDAppsにアクセスできるようになる。

それによりスマホユーザーは機種変更によるアプリの追加をわざわざする必要はないが、Operaブラウザを使うようにもなるため、Operaブラウザをさらに使う利用者は増えていくことだろう。

さらにトロン側に対応するのにもDAppsの需要がさらに成長していくことも考えられ、トロン以外にもイオスト(IOST)などの新たなDAppsにも対応していくことで、さらにユーザーの囲い込みにも繋がっていくことだろう。

トロンは今成長している仮想通貨でもあるために今後Operaユーザー間の仮想通貨取引をも実現していくことだろう。

参考:Opera