大手芸能のエイベックス株式会社は24日、100%子会社として「エンタメコイン株式会社」を設立することを発表しました。
また、エイベックスの定款には「仮想通貨交換業」も追加されますので、取引所など交換業を行うのか、もしくは独自のコイン発行し、ICOで資金調達のみを行うのかといった点が注目されています。いずれにしろ日本の音楽シーンを盛り上げてきたエイベックスの仮想通貨事業参入となれば、投資家のみならず、多くの人の注目を浴びるでしょう。
エイベックスは今月11日に公表した『「未来志向型エンタテインメント企業」を目指して』の中で、新事業・イノベーション領域として「フィンテック」を掲げていましたが、今回のエンタメコイン設立をきっかけに、エンタテインメントにおける決済サービスなどのフィンテック領域への進出が期待されます。
エンタメコインでは2019年を目処に、エイベックスグループや、芸能事務所、エンタテインメント関連事業者へ、ブロックチェーン技術を活用した決済システムを提供する他、チケットやファンクラブ、ECなど事業者が提供している各々のサービス連携・集約をし、決済機能も紐付けられる総合プラットフォーム・アプリケーションとして提供することも検討しています。
昨今、様々な業種がブロックチェーン技術の活用を見出している中、音楽業界でもブロックチェーンの有用性が期待されます。エイベックスグループ所属のアーティストでは安室奈美恵さん、小室哲哉さん、浜崎あゆみさん、東方神起などが代表的です。
参考:エイベックス株式会社