日本の街中を見るとあらゆるところに学習塾が多いために、国民が教育に対して必要性を強く求めていることを感じられます。そんな中、教育産業に対し新たなブロックチェーンを基盤とするオンライン学習が変革をもたらそうとしています。

ブロックチェーンを基盤としているNTOKは教育における資金調達を容易にし、教師と生徒間の地理的、経済的ハードルを取り除いていくことを狙っており、著名な出版社による教科書やコースを備えた高品質な学習環境を提供していく事も検討しています。

現在、NTOKはアルファ版が提供されており、既にオンライン英語スクールで使用され、フィードバックをもとに開発が進んでいるとのことです。このNTOKは外国語学習に特化しており、プレスクール教育や小中学校での補助学習やコーディングやブロックチェーンのテクニカルなコースなども含まれています。NTOKを通じて、今後教育のあり方が変わる可能性も考えられるでしょう。

現状、日本の教育事情は言うと、子供が学校の授業を終えた後に、学習塾に通うなどをしているため、余暇時間が無いことや、学習塾に通うための費用面でも負担は少なくありません。こういった背景により受講料がかさむことで低所得世帯は学習塾に通わせる事が出来ないという現状もあります。

実際、世界的な個別指導、家庭教師市場は2016年~2020年までの間に年率6.7%の成長が予想されており、成長産業とも捉えることができます。この状況にNTOKは新たなエコシステムを通して、個別指導市場を変えていき、受講費用を75%減少させることを目論んでいます。ホワイトペーパーではNTOKはすべての生徒が教師を見つけられ、すべての教師が生徒を見つけられることで、教育の平等を達成させる事ができるとしています。

NTOKは事業開始後の3年間は、中国、韓国、日本を主要市場として、その後はスペイン語圏、アメリカ、イギリスとしています。日本においては学校の受講料や大学においては奨学金の問題も出てきておりますが、このようなブロックチェーン活用により環境が整う事が期待されます。

参考:NTOK ICO