メキシコ議会で、仮想通貨やクラウドファンディングなどフィンテックの規制法案が承認されたことが分かりました。Reutersによって伝えられています。

この規制法案は現在、エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の署名を待つのみであり、重要な詳細はCNVB(銀行証券協会)や中央銀行、財務省によって今後数ヶ月のうちに決定されるとのことです。

この法律は、仮想通貨によるクラウドファンディング、支払い方法、規則などの問題について、フィンテック企業に明確な規制を与えるとしています。APIを介して、オープンバンキング、または金融機関によるユーザー情報の共有を許可するとのことです。また、金融の安定性を促進し、マネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐことが目的としています。

これによって、中小規模の銀行や新興企業は、大手銀行の顧客からAPIを通じた情報を利用できるようになります。

フィンテック・メキシコの会長であるFrancisco Mere氏は以下のように述べています。

「これにより、より良いサービス、より良いコスト、そしてより多くの包含が可能になるでしょう。」

仮想通貨の規制を巡っては各国で急がれていますが、メキシコでの今回の規制は健全な市場づくりにとって良い規制となることが期待されます。

参考:Reuters