世界有数のブロックチェーン企業の、Bitfury Group(ビットフューリー)は27日、グローバルオペレーションを日本へと拡大し、東京オフィスを開設したことを発表しました。

日本の代表には、金融及びテクノロジー業界で豊富な経験と実績を有するエキスパートの青沼克典氏が就任します。

ビットフューリーの事業拡大は、9月27日にホテルニューオータニ東京で開催されている楽天フィンテックカンファレンスにて、ビットフューリー取締役副会長George Kikvadze(ジョージ・キクヴァッズ)氏から発表され、同カンファレンスのパネルディスカッション「Evolution of Blockchain and Digital Currency(ブロックチェーンとデジタル通貨の進化)」に参加します。

青沼氏を日本代表に採用したことで、ビットフューリーの先進的なブロックチェーン技術ソリューションを日本の政府や団体、企業から個人まで提供することが実現されます。

今回の日本進出に向けて、ビットフューリーのCEOであるValery Vavilov(ヴァレリー・ヴァヴィロフ)氏は以下のように述べました。

「青沼氏をビットフューリーに迎え入れることができたことを大変光栄に思います。日本は極めて革新的な国であり、ブロックチェーン技術の成長には欠かせない地域です。今後、東京のチームとともに新たな顧客を開拓し、日本の企業がより安全かつ効率的に事業を行えるよう、必要とされるソリューシ ョンの開発に取り組んでいけることを楽しみにしています。」

また、ビットフューリーの日本代表に就任した青沼氏は次のように述べました。

「ビットフューリーの日本における事業を率いるという重要な役割を担うことができ、非常に光栄に思います。ブロックチェーン技術は、私 たち社会の多くの側面を根本的に変革していく可能性を秘めており、インターネットに続く最も重要な発明となると考えます。ビットフューリーは、ハードウェア及びソフトウェア両面からの包括的なサービスを提供するブロックチェーン企業として、日本におけるブロックチェーンの発展に大きく貢献していきたいと考えています。この度、ビットフューリーの日本代表に任命いただいたことは大変光栄であり、日本での新たなお客様にビットフューリーの最先端のビットコイン・ブロックチェーン技術を用いたプロダクトをご紹介できることを楽しみにしています。」

青沼氏は、投資銀行、プライベートエクイティー、ベンチャーキャピタルにおいて13年以上の経験と実績があり、直近では日本の官民ファンドである産業革新機構に6年以上在籍し、11件に渡る投資を実行、数多くの案件を収益性の高いエグジットに導いています。

また、ドイツ証券投資銀行本部にて、大手日系半導体メーカーやインターネットメディア企業を含む数多くのM&Aや資金調達にも携わってきた実績もあります。

ビットフューリーのソリューションでは、簡単かつ素早く、安全でコスト効率に優れたブロックチェーンへのアクセスを実現させます。ブロックチェーン技術が世界経済に新たな機会と繁栄をもたらす技術であることを確信しており、さらなるイノベ ーションの促進、P2Pでの経済発展に向けたブロックチェーンアプリケーションの開発および発展を使命として掲げています。

日本国内でも様々な企業がブロックチェーンの技術・開発に向けて実証実験を行っていますが、今回のビットフューリーの東京オフィス開設によってさらにブロックチェーン技術の発展が加速されることが期待できます。

より詳しい情報は http://bitfury.com/ (英語)よりご確認いただけます。