大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)が、9月23日から大手ブロックチェーン企業のbitFlyerと、HISの店舗でのビットコインに対応した決済サービスを導入することが分かった。

今回のビットコインでの決済対応は旅行業界初となり、HISの首都圏の旗艦店9拠点38店舗で導入される。

現在、国内ではさまざまな企業や飲食店などその他店舗がビットコインなど仮想通貨での支払い対応が普及してきており、例えば大手家電量販のビックカメラやメガネチェーン店のメガネスーパーなどのビットコイン対応も記憶に新しい。

新宿マルイアネックスではビットコインでの支払い対応を10月31日まで試験的に導入している。また、LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションが2017年内にもビットコインでの決済対応を予定している。

こういった流れから、今後多くの企業がビットコインなど仮想通貨での支払いに対応していき、仮想通貨の普及が加速されることは想像に難くない。

HISでのビットコイン決済対応は2017年9月23日から、新宿本社営業所のみ9月21日より先行導入されるという。

決済システムの導入店舗は新宿本社営業所の15店舗、渋谷本店の3店舗、銀座本店の6店舗、丸の内本店の3店舗、池袋本店の2店舗、Hawaii新宿三丁目の2店舗、銀座コア営業所、六本木営業所、H.I.S.旅と本と珈琲とOmotesando営業所の5店舗の計38店舗となる。また、決済の上限は1回の支払いにつき200万円分のビットコインまでとしている。

さらに決済開始記念キャンペーンも実施されるとのことで、ソウル3日間16,800円、ハワイ5日間69,800円などのビットコイン決済限定ツアーの商品の販売や、ビットコイン限定商品の購入者のうち先着10名まで5,000円分のビットコインのプレゼントもされるという。(※9月21日付け予約限定でbitFlyerウォレットのみ対象)

今回、旅行会社としては初の試みとなるHISの店頭でのビットコイン対応だが、多くの企業が決済に対応してくることで「投資としてのビットコイン」だけでなく「決済手段としてのビットコイン」としても見直される時期も近いのではないだろうか。ますますの市場発展に期待が高まる。

参考:bitFlyer(PDF)