仮想通貨の取引を行うにあたって、セキュリティ面はとくに気を付けたいところである。主にハッキングや不正ログインをされないように2段階認証をすることが推奨されている。

警察庁によると、仮想通貨口座のアカウントへ不正アクセスをし、不正に送金した認知件数は2017年上半期だけでも23件あるとし、被害額は5,920万円にのぼるという。また、今年の5月に入ってから被害の増加傾向にあるという。7月では10件の被害があり、約1,730万円の被害があったとしている。

被害にあった仮想通貨はビットコイン(BTC)やリップル(XRP)などを含む通貨5銘柄とのこと。

また、ネットバンキングから仮想通貨取引所に不正送金をする例も増加しており、特徴として、電子決済サービスを使って、仮想通貨取引所に金を行う新しい手口が発生しているという。

一般的に認知もされてきた仮想通貨。このような犯罪がなくなることが一番だが、そうもいかないのが世の常。悪用される事例が増加しているということなので、利用者自身も警戒を強めていく必要がある。IDやパスワードの盗難防止のためにもパスワードの2段階認証は必ず行うようご注意願いたい。

参考:警察庁 | 広報資料(PDF)