ベトナムのNguyen Xuan Phuc(グエン・スアン・フック)首相が、2018年までにビットコインを管理する法的枠組みを精査し、ビットコインを決済手段として認める計画に承認したことが分かった。
フック首相は、法務省に対して、ベトナム国立銀行(中央銀行)、公安省、財務省など関連省庁との統括、法的枠組みを策定するよう提案した。これを2018年8月までにどのようにアプローチしていくか決定していくとし、2018年内には規制に関する法的文書を準備するという。
また、各省庁は2019年6月までに仮想通貨に対する税制を求める申請書を締結し、2019年9月には仮想通貨に関連する違反防止や、その解決策の提案を行う必要があるとのこと。
ベトナム国立銀行では、以前まで仮想通貨に対して、リスクなど危険性を啓蒙し、慎重な姿勢をとっていたが、今回の法的枠組みが制定されれば、ベトナムでのビットコインなど仮想通貨を使ったオンライン決済やフィンテックの可能性が広がっていくと考えられている。
日本国内でも2017年4月に施行された改正資金決済法により、仮想通貨に対する法整備が進められているが、投資家など利用者保護や仮想通貨を使った詐欺的な行為に対する取り締まりなど、法的な課題は山積みだ。世界各国でもこのような法的な面でインフラを整えていく取り組みにより、ますますの市場拡大と普及が期待される。
参考:Vietnam Plus