ここしばらく続いたビットコインキャッシュ(BCH、BCC)によるハードフォークも事なきを得、早速1BCH/445USD(約49,100円)で価格を推移させているのが確認できた。(統計はCoinMarketCapより)

分岐により懸念されていたビットコイン(BTC)の価格暴落などはなく、現在も堅調な価格推移を見せている。ビットコインキャッシュの今後の価格は不透明だが、2日12時現在、仮想通貨の時価総額3位に位置している。

ここは、しばらくリップル(XRP)の席だったが、ビットコインキャッシュの上場後あっさりとその座を譲ったわけだ。ビットコインキャッシュは現在時価総額にして約73億3,000万ドル、対してリップルは67億9,000万ドルほど。リップルは時価総額4位で落ち着くことになるのだろうか、それとも好材料の多いリップルが重い腰を上げるだろうか。このあたりも仮想通貨投資家たちの間では話題となっている。

ビットコインキャッシュが登場して間もないということで、物珍しさで取引がされているのであれば、自然と値は下がるだろうし、価値があると期待されて買いが集まればそれなりに高値で取引されるが、目先は様子見をしておきたい。

また、ビットコインキャッシュはビットコインと比較してもハッシュパワーが微量なため、これを懸念する声も多く見られる。ブロックサイズを大きくしただけの模造であるという見解もされるが、今後ビットコインキャッシュに需要はあるだろうか。

8月のハードフォークの分岐問題はここで一段落付くとして、目先は11月のビットコインに対するハードフォーク(Segwit2x)に注目が集まっている中、新たな仮想通貨の登場に期待と不安が入り混じった声も多い。今後の相場動向が注目されている。