SBIホールディングスの傘下で、国際送金サービスを提供しているSBIレミット株式会社が、SBI Ripple Asiaと技術提携し、タイの大手銀行のサイアム商業銀行(SCB)との間でリップルのブロックチェーン技術「Ripple Solution」を使った日本・タイ国間での送金サービスを開始した。

日本国内には現在約4万人のタイ人が住んでいるとされ、日本からタイへ年間およそ2億5,000万ドルにものぼっているため、このサービスに対する需要が高まることは想像に難しくない。

この新サービスは日本から円で送金し、タイにあるSCBの口座にバーツで受け取ることが可能。迅速な送金に対応しており、5秒以内にSCBの受取人口座で着金の確認がとれるという。

今まで、日本・タイ間の国際送金の処理には最大で2営業日ほどの時間がかかっていた。今回のサービスにより入金までの時間が大きく短縮されれば、利用者も増えていくだろう。また、SCBはこのサービスを日本だけでなく、欧州や北米、アジアの他の市場でも展開していくことを計画している。

また、SBIレミットは米マネーグラム社や、その他各国の金融機関と提携し、国際間での送金サービスを提供しているが、SBI Ripple Asiaと連携し、リップルのブロックチェーン技術を活用するアジアでの金融機関ネットワークを増やしていくとしている。

SBIホールディングスは先日、グローバル展開をしていく仮想通貨取引所「SBI MAX」の設立を発表し、また国内でも「SBIバーチャルカレンシーズ」での仮想通貨取引のサービスを今夏から予定しているおり、とくにリップルに力を入れているとの見方も強いため、市場にどう影響してくるか期待の声も多い。

SCBは、タイ国大手銀行。また、タイ王室の認可を得て、1906年設立されたタイ国初の銀行としての側面もある。2017年3月末時点で、5,540億バーツと、タイの金融機関でも最大の時価総額を誇る。タイ国全土には1,169の支店があり、総資産は2兆9,380億バーツに達する。

このところ乱高下を続け、足元の相場も不安定と見られるリップル(XRP)だが、国内外問わず大手企業がリップルのネットワークを本格的に採用するなどの動きも目立つようになってきた。

また、仮想通貨リップルの相場は本日4日では1XRP/29円前後を推移している。こういった前向きな材料も増えてきた昨今、市場からは今後の相場動向が注目されている。

参考:The Siam Commercial Bank