5月31日、GMOのグループ会社「GMO-Z.com株式会社」が、「仮想通貨FX」(店頭証拠金取引)と「仮想通貨売買」(現物取引)が行える「Z.comコインbyGMO」のサービスを開始した。

サイト公開後にアクセスが殺到、利用できない事態も

大手GMOの正式サービスということもあって、早速、サイトにアクセスが集中し、一部のユーザーがアクセスできなくなるなどの事態が起きた。サービス開始直後ということもあり、問い合わせや口座開設の申込みも殺到しているようだ。現在ではメンテナンスによりサイトも復旧し、利用できる状態となっている。それだけ今回のサービスに期待や注目が集まっているということだろう。

仮想通貨FXのサービスは多々あるがここにきてGMOの参入というわけだ。現在はビットコイン(BTC)のみを対象となっている。さすがにビットコインだけしか取引できないというのも物足りなさを否めないが、今後イーサリアム(ETH)など、他の銘柄も追加していく予定としている。

「仮想通貨FX」と「仮想通貨売買」

Z.comコインのラインナップは「仮想通貨FX」と「仮想通貨売買」の2つが用意されている。

「仮想通貨FX」は売値と買値を同時に提示できる「2wayプライス」方式で最高25倍までレバレッジ取引ができる。「成行」「指値」「逆指値」「IFD」「OCO」「IFD-OCO」の注文方法から選ぶことができる。

「仮想通貨売買」では円で仮想通貨の購入・売却が可能となっていて、入出金の手数料も無料。少額から始めたい方や仮想通貨の取引に慣れていない方は現物で分かりやすいのでオススメだ。

仮想通貨FX専用アプリもリリース予定

今回のGMO参入により、仮想通貨の取引の場がさらに広がったわけだが、投資家の方はもちろん、投資に興味があるが一歩踏み出せないといった方も手軽に始めてみてもいいだろう。メールから簡単に口座開設の手続きができるので、とりあえず口座だけ作ってみるのもアリだろう。

また、仮想通貨FX専用トレーディングアプリ『ビットレ君』のリリースも予定しており、Android版が今年7月1日、iOS版が近日公開予定とされているので、スマホユーザーの皆様はこちらで手軽に取引ができそうだ。

米国の店頭取引の市場を見ても仮想通貨への投資はこれからさらに激化していくと予想される。

参考:Z.comコイン byGMO