富山県高岡警察署が25日、高岡市の無職男性を公務執行妨害の疑いで、現行犯逮捕したことが分かりました。

高岡警察署によると、消防署員が家を間違えて同男性宅を訪ね、玄関にカギがかかっていたために、窓から侵入したところ男性が怒り、消防署員4名に対して暴行をし、また車を蹴るなどし、破損をさせた疑いが持たれているということです。しかし、男性が怒るのも仕方がありません。

近年、詐欺の手口でも使われる警察官などの成りすまし。こういったものが増加しているため、消防士の格好をしていても無防備に家に上げることは危険かもしれません。強盗や窃盗だってやろうと思えば簡単です。爆発物の処理だとか言って、家の中を調べて、高価なものを白昼堂々と持ち出すことだってできちゃいますからね。詐欺や強盗の真似は絶対しないでくださいね。

空き巣など、こういったことを警戒して男性は怒ったのか、はたまた窓から家に入ったとのことですから、窓を破られたことに腹をたてたのかは本人の知る限りですが、普通に考えても、いきなり窓から消防士の格好をしている人が侵入してきたら誰でも怒るかと思います。しかも4名でとのことですから、かまえてしまうのもしょうがないですよね。男性側からすれば、逮捕されたのは理不尽に感じるかと思います。少し同情してしまいますね。

これが、まだ暴行レベルで公務執行妨害の疑いで済んだので、よかったのではないでしょうか。例えば、本当に強盗と勘違いしてしまい、包丁など刃物やゴルフクラブなどで傷をつけていたら傷害事件、場合によっては命に関わってしまう場合もあります。これが日本でのできごとだったので、まだ大事に至らなかったものの、海外など銃の所持が認められている国であれば、不審者の侵入で正当防衛のため発砲、何ていうことも考えられます。

何も消防士に限った話ではなく、一般の方でも家を間違えてしまうこともあるかと思います。さすがに窓から侵入するようなことはないでしょうが、このような間違いを起こさないためにも、iOS/Android対応の地図アプリ『Googleマップ』をオススメします。このアプリでは細かくて分かりにくいルートなども的確に案内してくれます、また、ストリートビューでは実際の画像が表示されるので、家を間違えたり、迷うこともなくなるでしょう。

今回の件では隣家の高齢男性の安否確認のために、消防署員が出動したとのことですが、その高齢男性は大丈夫だったのか、そちらの安否も心配されます。

参考:北日本新聞ウェブ

Googleマップ