セクシータレントのANRIこと、坂口杏里さんが、恐喝未遂の容疑で逮捕され、本日4月20日に送検されたことが分かりました。

容疑の内容は、4月18日に坂口杏里さんが知人の30代男性からお金を借りようとしたところ、断られたためSNSを通じ、「ホテルで撮影した写真をばらまく」といった内容のメッセージで脅迫し、現金3万円を脅し取ろうとした疑いが持たれているということです。

このようなSNSを使った「リベンジポルノ」事件は女性だけでなく、男性にも降りかかる例も少なくありません。俗に「逆リベンジポルノ」と言われますが、男女ともにこのような被害に遭わないためにもSNSを利用する上で、危険性があることを知っておく必要があります。

写真の取扱いに気を付ける

まず、今回の「ホテルでの写真をばらまく」といった内容ですが、SNSで一度写真が拡散されてしまったら、すべてを削除するのは不可能に近いと思ってください。先日Facebookではリベンジポルノ対策として、自分が写っている写真で同意なく投稿されたものを報告すればFacebook、Instagram、Messengerで連携されシェアされない機能を発表しましたが、その他のSNSでは、まだこういった対策がされていないものもあるので、写真を撮る時のシーンには気を遣う必要があります。また、自分でSNSに投稿する際も全国に発信されるということを知っておいてください。

必要ないときは位置情報を切る

位置情報を付けた投稿は便利ですよね。旅行先やデートスポットなどで「自分はここにいるよ~!」というアピールや「ここの食事がおいしい!」といった情報をシェアすることもでき、位置情報を使う人も少なくないかと思います。しかし、位置情報を付けて「今日の手作り晩ご飯」などと投稿してしまうと、「私の家はここだよ」と言っているのと同じです。もし、悪意のある人にその投稿を見られれば犯罪に巻き込まれるなど、危険に及ぶこともあります。位置情報の設定は時と場合によって使い分けてください。

フォロワー以外は非公開にする

少し極端に思う人もいるかもしれませんが、フォローされていない人からは閲覧出来ないように設定しておくのも効果的です。特に本名でSNSを利用している場合は、名前を検索すればすぐに出てくるので、誰でも見ることができます。時には昔の友人が検索してくれて、改めて関係が繋がったりすることもありますが、誰にでも公開することにより、あなたのことを良く思っていない人にアカウントを特定され、行動を監視されてしまう恐れもあります。嫌がらせやストーカー被害に遭わないためにもフォロワー(知人)以外には非公開設定をしておいたほうが身の安全を確保できます。

今回の坂口杏里さんの事件は、まだ認否が明らかになっていませんが、SNSは便利だったり楽しいことばかりでなく、このような危険性があることを理解した上で利用していきたいですね。