イランは今週、1000万ドル相当の仮想通貨商品の公式輸入注文を初めて出した。イランの貿易促進機関の会長であるアリレザ・ペイマンパック氏が火曜日、Twitterで報告している。

Twitterアカウントでは「9月末までに、暗号通貨とスマートコントラクトの使用は対象国との貿易で広まっていくでしょう」と呟いている。

イランはこの1年以上にわたり、暗号通貨を輸入の支払いに使用できるように調整を行ってきた。イラン中央銀行(CBI)は昨年8月に認可された暗号通貨交換業者が認可されたマイニング業者によって採掘された暗号通貨を輸入の支払いに使用できる見解を発表した。

イラン政府は2019年にマイニングを産業として承認したが、認可マイナーは夏冬の電力需要高騰に伴って過去に幾度か操業中止を政府から要請されたこともあり、業界からは不満の声も漏れている。これに対して政府は無許可マイナーの罰則強化や、認可マイナーへの安価なグリーンエネルギーへの優先アクセスなどといった優遇措置を取ることで産業を保護している。