アメリカ合衆国のトム・エマー下院議員は、証券取引員会(SEC)とゲイリー・ゲンスラー議長を、管轄外の企業を取り締まったとして非難した。ゲンスラー議長の規制の姿勢に対して「SECの管轄を拡大することを目的としている」とも述べている。

火曜日に米国下院委員会の投資家保護、起業家精神、資本市場に関する金融サービス小委員会が開かれ、SECの執行官部であるグルビル・グレワル氏が出席した。公聴会でグレワル氏は「業界の参加者や企業の肩にかかっている信頼が低下している」と述べた。

エマー議員は「執行部によって実施されたSECでのゲンスラー議長の政治体制は、公的資源、我が国への公共投資、および我が国の市場への国民の信頼を犠牲にして、執行を利用してSECの管轄を拡大することに焦点を当てていることを特徴としています。」と語り、「おそらく委員会のメンバーを除いて、SECが誠意を持って規制していないことは誰にとっても明らかなようです。」と強調した。

公聴会を終えたあとエマー氏はTwitterで「SEC執行部長は、SECがその管轄外の企業を取り締まっていることを認めています。絶対に受け入れられません。」と綴っている。

火曜日のブルームバーグとのインタビューで、ゲンスラー議長は、暗号空間には「多くの違反がある」と説明しており、これからも規制強化の立場を崩さないことが予想される。