香港を拠点とするブロックチェーンゲーミングパブリッシャーAnimoca Brandsが7月12日、ベンチャーキャピタルなどから7532万ドルの資金調達を行ったことを発表した。
Animocaは暗号通貨を使用したブロックチェーンゲームやNFTなどを手掛け、今回の資金はKingsway Capital、Liberty City Venturesなどから調達し、現在の会社の評価額は約59億ドルとなっている。
Animocaは今回の資金調達について「戦略的な買収、投資、製品開発、人気のある知的財産(IP)のライセンスの確保、オープンメタバースの推進」に充てられると説明し、デジタル財産権の促進を強化することを計画している。
Animocaの共同創設者であるYat Siu氏はデジタル財産権とWeb3業界についてこのようにコメントしている。「デジタル財産権は、オンラインのすべての人に影響を与え、オープンメタバースの出現の舞台を設定する、社会を定義する世代交代を表しています。Web3業界および真のデジタル所有権の分野でAnimoca Brandsのリーダーシップの地位を確固たるものにするために、投資家からの強力なサポートを引き続き享受できることを大変光栄に思います。」
1月にもAnimocaは3億5800万ドルの調達を行っており、前回の調達で得た資金はNFTやメタバースの人事採用の増加に利用されているとAnimocaは説明している。
また、Animoca自身もNFTやブロックチェーンテクノロジー分野への投資を行っており、NBA Top Shot、Opensea、SkyMavisなどの暗号通貨のスタートアップやWeb3プロジェクトにも投資している。