Nasdaqにも上場されているMicroStrategyが、ビットコインをさらに購入するためにSilvergate銀行から2億500万ドルの融資を受けたことが明らかになった。

MicroStrategyはビジネスインテリジェンス(BI)ツールを提供するソフトウェア企業で、「Bitcoin is Hope」の標語を掲げ、これまでにもビットコインに対して大きく投資を行ってきている。

融資を行ったSilvergate銀行は2013年からデジタル通貨イニシアチブを開始し、暗号通貨取引に最も早く乗り出した銀行の一つでもあり、Meta社の開発していたステーブルコインDiemにも参画し、MetaによるDiemのリリースが頓挫した後には、Diemの持つ資産の売却先としてSilvergate親会社であるSilvergate Capitalが手を挙げるなど、暗号通貨との親和性の高い銀行として知られる。

MicroStrategyのMichael Saylor CEOは火曜日に子会社のMacroStrategyがSilvergate銀行から2億500万ドルの融資を受けたことをツイート。購入するビットコインを担保とする契約を締結したことを説明した。

Silvergate銀行が「Silvergate Exchange Network(SEN)レバレッジプログラム」に基づいたタームローンを発行したと説明し、「利息のみのタームローンは、SilvergateとMacroStrategyによって相互に承認されたカストディアンとMacroStrategyの担保口座に保持されている特定のビットコインによって保証されています」と同社は述べた。

SENレバレッジプログラムは2020年に開始され、ビットコインで担保された米ドルローンを通じて、機関投資家向けの資本へのアクセスを提供する。

Saylor CEOは「SENレバレッジがビットコイン投資の地位を更に高める機会を与えてくれる」とコメントし、「ローンからの資本を使用して、ビットコインを効果的に生産的な担保に変えました。これにより、ビジネス戦略をさらに実行することができます。」と述べた。

このプログラムによりMicroStrategyは125,051 BTCを取得。同社のビットコイン戦略はバイ・アンド・ホールドであり、今後も過剰なキャッシュフローや資金調達のチャンスがあれば引き続きビットコインを購入していくと語った。