AppleがAR(拡張現実)の製品を開発するために、ベテランのエンジニアたちを集め、チームの編成を推し進めていると、Bloombergが2017年3月20日(米現地時間)、Appleの人材採用について、その詳細を報道した。

Appleが外部企業からの専門家を集めてチームを編成しているとBloombergは伝えており、2015年にDolbyからAppleに移籍したMike Rockwell氏を筆頭に、OculusとHoloLensのVRヘッドセットのエンジニアや、ハリウッドのデジタルエフェクトの担当エンジニアもいるという。

AppleのCEO(最高経営責任者)であるTim Cook氏は、2011年に最高経営責任者になって以来、ARの可能性を大きく変えた。Tim Cook氏は以前から「毎日、様々なAR体験をし、それは生活においても日常的なものになるだろう。」と語っていた。

事実、Appleは、MetaioやFlyBY MediaといったAR関連の企業を買収してきた。このことから、AppleがARを実装した製品に力を入れているという話も、自然な流れではある。また、AppleがiPhoneとワイヤレスで接続が可能なデジタルメガネの開発に取り組んでいるというルーマーもある。デジタルメガネに関してはまた別の話になるが、早い段階でiPhoneにARが実装される可能性はあるとしている。

参考:Bloomberg