アメリカ西部、デンバーを州都にもつコロラド州が税金の支払いのための暗号通貨を受け入れる準備を進めていることを明らかにした。州知事のジャレット・ポリス氏は税金支払いの他にも運転免許や狩猟免許の更新といった公的費用の支払いも受け付ける方針であると述べた。

知事は火曜日、現地メディアCNBCとのインタビューにおいて、コロラド州が米国内で暗号通貨の受け入れに関してリーダーシップを発揮していくための州の取り組みについて話した。

一方でアメリカでの決済の基本はドル建てであることを強調しており、「暗号通貨を含む証券が変動する市場に私たちがさらされることはできないということを、州の観点から人々が知っていることが重要です。」と述べ、支払いのための暗号通貨を受け入れると同時にドルに変換され、ドルに戻すための仲介者が必要であると語った。

インタビューではポリス知事に対して暗号通貨のボラティリティや価格変動について心配しているかどうか尋ねられた際にも「まったくない」と即答した。

支払いの受け入れ手段として選択肢は広げたものの、資産クラスとして保持することはなく、リアルタイムで変換されることを繰り返し強調した。