Twitter社が分散型テクノロジーの開発に本腰をあげることが水曜日発表された。Twitterは「暗号通貨、ブロックチェーン、分散型テクノロジー」に焦点を当てたチームを設立。チームは、クリエイターたちが分散型アプリを使用して仮想通貨や商品を管理することに関心を寄せており、彼らの仕事やコミュニティをサポートする方法を模索すると語っている。

チームはTess Rinearson氏がリーダーとなって設立され、分散型テクノロジーを製品やインフラに組み込む方法を模索していると述べている。まず同社は支払い、コンテンツ作成者への還元、そしてソーシャルメディアの分散化を掲げている。

Rinearson氏は同社のビットコインチップと非代替トークン(NFT)プロジェクトに言及し、「Twitterは本当に“暗号”を取得する」と強調した。彼女は、Twitter社が暗号通貨に対して何を出来るか、暗号通貨はTwitter社に何をもたらすかを考えてチームを編成したと語り、分散型アプリに興味を示すクリエイターたちのサポートを探求していく方針を打ち出した。

将来的にチームは「暗号コミュニティからのアイデアが、アイデンティティ、コミュニティ、所有権などで可能なことの限界を押し上げるのにどのように役立つか」を探求していく。

また、Twitter社が資金提供を行っている分散型SNSプロジェクトであるBlueskyと緊密に連携し、分散型SNSの未来を形作ることを支援していくとも述べた。

Twitter社のジャック・ドーシーCEOは長年ビットコインをサポートしてきており、彼のもう一つの会社Square社ではビットコインをインターネットのネイティブ通貨にすることを支援していると公言している。その彼にとっての主力事業であるTwitter社でいよいよ分散型テクノロジーに本格的に注力しようとしている。