米国映像エンターテインメント企業Foxエンターテインメントが、米プロレス団体World Wrestling Entertainment(WWE)との間にNFTに関する独占的な契約を行ったことを水曜日発表した。発表ではWWEとの間に独占的なNFTマーケットプレイスを立ち上げる事となる。

マーケットプレイスではWWEの選手と、象徴的なイベントを紹介するためのライセンスされたWWEトークンや収集品を生産するという。

WWEは1953年に設立されたプロレス団体で、現在年間450を超えるイベントを開催する、世界最大のプロレス団体として知られている。

マーケットプレイスはFoxとWWEに加え米国のアニメーションスタジオBento Box Entertainmentも含んだ3社で協業され「会社のデジタル資産のカタログ全体を祝う本物のNFT」が作成されると語られている。

Foxは直近で自社の人気コンテンツ「The Masked Singer」のNFTマーケットプレイスをリリースしたばかりだが、WWEマーケットプレイスもMasked Singerと同様にEluvioのブロックチェーンソリューションを利用して運用される。

WWEのマーケットプレイスは近い将来開始されるとアナウンスされており、リリース日と具体的な名称については今後数週間で一般に公開される予定だという。

WWE・NFTは独占的な提供と説明されているが、発表においてはNFTはイーサリアムや他のブロックチェーン間で相互運用可能であると詳述がされている。

WWEのスコット・ザンゲリーニ氏は今回のパートナーシップに関して「情熱的なファン層を惹きつけるための新しい創造的な方法」と評した。

WWEは毎週「Friday Night Smackdown」の放送をFox Sportsチャンネルで放送しており、今回のパートナーシップはFoxとWWEとの間における第2のパートナーシップとなり、FoxにとってはNFTマーケットプレイス第2弾となった。